アフリカが語るアフリカを日本へ
アジア・太平洋地域唯一のアフリカ映画祭
“Africa seen through African Eyes”
The one and only African Film Festival in Japan and the Asia-Pacific Region
CINEMA AFRICA 2010
アフリカ映画32本上映 アフリカから監督8名来日
32 Films and 8 Filmmakers from Africa
日本・南アフリカ交流100周年 / アフリカ諸国独立50周年記念 / (社)企業メセナ協議会認定事業
CINEMA AFRICA 2010 11月13日(土)〜25日(木)
2010年はアフリカ大陸初のサッカーワールドカップ開催、アフリカ大陸の多くの国が独立を果たしてから50年、そして日本・南アフリカ共和国交流100周年。シネマアフリカはこのアフリカにとって節目となる2010年を記念し、東京・京橋の東京国立近代美術館フィルムセンターにてCINEMA AFRICA 2010を開催いたします。この映画祭は東京国立近代美術館フィルムセンターとの共催、南アフリカ共和国大使館特別協賛、外務省後援(予定)、(社)企業メセナ協議会の認定事業です。
今年のシネマアフリカはロンドンアフリカ映画祭、ルワンダ映画祭と連携、アフリカ映画の制作者のより広いネットワークを構築、質の高いアフリカ映画を多数上映できることになりました。 6月には横浜赤レンガ倉庫でのアフリカン・フェスタ会場内、そして横浜ランドマークホールでCINEMA AFRICA 2010プレ・イベントを開催。11月の本祭では2週間にわたりアフリカ映画を32本上映、8人の映画監督・プロデューサーも来日し、アフリカ映画についてのシンポジウムなどを企画しております。
シネマアフリカ2010 開催概要
名称: シネマ・アフリカ2010
目的: アフリカ発の映画を紹介し、日本とアフリカの文化交流を図る
会場: 東京国立近代美術館フィルムセンター [150席] 他
会期: 2010年11月13日(土)~25日(木) 他
当日券:一般1200円/高校・大学生・シニア1000円/小・中学生800円/障害者(付添者は原則1名まで)500円/キャンパスメンバーズ800円(学生)、900円(教職員)
※上映は入替制となり、1回券で1プログラムご覧いただけます。プログラムにより上映本数は異なります。
なお、13日(土)14時からのフォーラムは無料です。
その他、チケットの詳細はこちらになります。
主催: シネマアフリカ実行委員会、東京国立近代美術館フィルムセンター
特別協賛: 南アフリカ共和国大使館
後援: 外務省、経済産業省、公益財団法人UNIJAPAN、社団法人外国映画輸入配給協会、在日アフリカ外交団
◎ 注目作品紹介
テザ (仮題)
FESPACOグランプリ、ヴェネチア国際映画祭審査員特別賞、
カルタゴ アラブアジアン映画祭グランプリ他
長編 ドラマ 140分
制作年 2008年
制作国 エチオピア/ドイツ/フランス
言語 アムハラ語/ドイツ語/英語
監督 ハイレ・ゲリマ(監督/脚本/制作)
制作 カール・バウムゲルトナー
共同制作 マリー・ミシェル・カトラン、フィリップ・アヴリル
出演 アロン・アレフェ、アブヴェテドラ、アビエ・テディア
【あらすじ】
ドイツで医学を学びエチオピアへ帰国した主人公の姿をエチオピアとドイツを舞台に描く。母国へ帰国したアンバーバが直面したのは、マルクス主義メンギスツ政権の下、人々の人間性や社会的価値が奪われ疲弊した祖国の姿だった。喪失感と自身の無力さを実感するアンバーバ。留学で得た知識を祖国の医療改善に役立 てたいという彼の夢は、科学者をも政治目的で利用する軍事政権によりつぶされてしまう。アンバーバは故郷の村に安らぎを求めようとするが、暴動から逃れられる場所はない。軍や暴徒による混乱の中幼少時代を過ごした故郷の思い出に癒される間もない状況でどう生きるのか決断を迫られる。この苦境に耐えながら生きるのか、希望を取り戻すことができるのか。
▲シネマトリックス提供
▲シアター・イメージフォーラムにて2011年春公開予定
アフリカ・パラダイス
FESPACO 最優秀舞台美術賞、ECOWAS アフリカンインテグレーション賞
長編 ドラマ/コメディ 85分
制作年 2006年
制作国 ベナン/フランス
言語 フランス語
監督 シルベストル・アムス
脚本 シルベストル・アムス
撮影 ギィ・シャネル
出演 ステファン・ルー、シャルロット・ヴェルメイユ
【あらすじ】
時は西暦2033年。世界をリードするのは統一をとげて繁栄を謳歌する超大国「アフリカ合衆国」。一方、ヨーロッパは、失業、紛争、疫病、相次ぐクーデターに悩まされる途上国となり、貧しいヨーロッパ人たちは楽園大陸アフリカへと押し寄せていた。オリビエとポーリーヌのカップルは退廃したフランスに見切りをつけ、アフリカ移住を決意する。しかし、アフリカ合衆国のビザは容易には下りず、闇ブローカーを通じて密入国を計ることに。だが、やっとの思いで上陸した憧れのアフリカでは、高学歴のヨーロッパ人でさえ低賃金単純労働にしかつけず、差別を受けながらの厳しい生活を送っていた。さらに移民たちは、ヨーロッパ移民をめぐるアフリカの国内政治に翻弄される厳しい現実に巻き込まれていく。
シネマ・イン・スーダン
-ガダラ・グバラとの対話
ドキュメンタリー 52分
フランス/イギリス 2008年
英語/アラビア語
スタッフ
監督兼制作:フレデリック・シフエンテス
助監督:シディ・モクタール
制作総指揮:サイアス・ウイルソン
【あらすじ】
スーダン映画界の巨匠、ガダラ・グバラを描いている。88歳である彼は、アフリカ映画界の先駆者の一人である。誰もなしえていないことだが、最近視力を失ったにも拘わらず現在もスーダンを撮り続けている。全作品を通して、スーダンの神秘と誤解を明らかにしようとしているのである。60年以上にもわたる検閲と資金不足にも拘わらず、自由な表現が非常に困難なスーダンで、誰の支配も受けずに独自の映画を制作している。