Cinema Africa
アフリカが語るアフリカを日本へ | シネマアフリカ


ルワンダ虐殺20年追悼 特別上映会
「映画が伝えるルワンダ虐殺」

映画が伝えるルワンダ虐殺

『ホテル・ルワンダ』で描かれなかった真実が今!
100日間で100万人が犠牲になった悲劇。それが1994年におきたルワンダ虐殺だ。あれから20年。
「ルワンダ虐殺とはいったい何だったのか」「なぜ起こり、そしてなぜ防げなかったのか」という議論はやむことがない。
西欧発のルワンダ映画とともに、アフリカ人製作によるルワンダ映画を上映し、
映画というメディアがルワンダ虐殺をどう伝えてきたかを振り返る。

開催概要

会場: なかのZERO(小ホール) 東京都中野区中野2-9-7
会 期 : 2014年5月15日(木)19:00~、5月23日(金)18:20~&19:30~、24日(土)18:20~
入場料 : 無料
≪※10分前に開場 ※全席自由席(500席) ※入れ替えなし ※予約不可≫

主 催 : 駐日ルワンダ共和国大使館、シネマアフリカ実行委員会
特別協力: Rwanda Cinema Center / Simbanotes


【上映作品紹介】

≪長編映画≫

四月の残像

原題:SOMETIMES IN APRIL
140分 / フランス・アメリカ・ルワンダ
監督ラウル・ペック / 2005年作品
日本語字幕
SOMETIMES IN APRIL
[ストーリー]
軍人の兄オーガスティンはフツだが、ツチの妻を持つため危うい立場に置かれている。一方、弟オノレは、虐殺を焚きつけた悪名高い扇動ラジオ局のDJ。弟は扇動放送を続けながらも兄一家だけは救おうと奔走するが、いったん燃え上がった憎悪の炎は、予想を超えて燃え広がっていった。十年後、二人は国際法廷で再会するが…。悲劇的なドラマの合間に、憎悪を生み育てた歴史、虐殺が組織的に実行される過程、国際社会の意図的な無関心、国際法廷の矛盾などが描かれる。


ルワンダの涙

原題:SHOOTING DOGS
115分 / イギリス・ドイツ
監督マイケル・ケイトン=ジョーンズ / 2007年作品
日本語字幕
SHOOTING DOGS
[ストーリー]
首都キガリの技術学校を運営する英国人神父とそこへ派遣されてきた英国人青年教師の二人を通じてルワンダ虐殺を描く。国連軍が駐屯していた技術学校は虐殺から逃れてきた何千ものツチの避難民であふれかえっていた。しかし、国連軍は撤退を決定し、避難民は虐殺者たちが取り囲む学校に置き去りにされた。二人の英国人は避難民たちをおいて国連軍と共に避難するか、避難民保護のため学校に残るかの選択に直面する。描かれているのは「白人の涙」だが、だからこそ日本人が見て胸にせまる作品。



≪ドキュメンタリー≫

イセタ ― 道路封鎖の背後で

原題:ISETA – BEHIND THE ROAD BLOCK
55分 / ケニア・ルワンダ
監督ジュアン・レイナ、エリック・カベラ
2008年作品
日本語字幕
ISETA
[ストーリー]
虐殺の現場を撮影した唯一のジャーナリストが、14年後に自らの撮った映像をたずさえ、被写体となった村人たちのもとを訪れる。闇へ葬られようとしていた事件の真相を写した映像に、村人たちは大きな衝撃を受ける。いまだに罪を否認する加害者、癒えぬ傷を抱える遺族や村人が一堂に会し、問題の映像を見るが…。ルワンダ虐殺を世界で初めて映画化したニック・ヒューズ&エリック・カベラが再びタッグを組み製作した迫力のドキュメンタリー。
2009年イスマイリア映画祭最優秀短編ドキュメンタリー賞受賞。


故郷 ― 内なるルワンダへの旅

原題:HOMELAND
90分 / ルワンダ
監督ジャクリーン・カリムンダ
2005年作品
日本語字幕
HOMELAND
[ストーリー]
ルワンダが独立した1962年に、当時20歳だった監督カリムンダの母は父親を殺された。そして1994年、監督本人も20歳のときに虐殺で父を殺された。なぜ母娘は同じ悲劇に見舞われたのか。この悲劇の根源を探ろうと監督はルワンダをめぐる旅にでる。二世代にわたる登場人物とともに、ルワンダの歴史やひとびとの想いにせまり、未公開資料を用いながら暴力と運命の起源をあぶりだす。
2006年ワガドゥグ全アフリカ映画祭で高い評価を得た作品。




【イベント】

5月15日(木) 「ルワンダの涙」上映後
・トークイベント 宮台真司氏(社会学者、映画評論家。首都大学東京教授) × 吉田未穂(シネマアフリカ代表)

5月23日(金) 「故郷 ― 内なるルワンダへの旅」上映後
・Q&Aコーナー 駐日ルワンダ大使チャールズ・ムリガンデ氏が客席からの質問に答えます

5月24日(土) 「四月の残像」上映後
・トークイベント 大津司郎(フリージャーナリスト) × 吉田未穂(シネマアフリカ代表)





<上映スケジュール>

(注)プログラム/スケジュールは予告なく変更されることがあります。


上映スケジュール

映画が伝えるルワンダ虐殺チラシ

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